昨日の続きです。
御岳山のハイキングコースは、すべて歩くと約3時間ぐらいかかります。
当初は少し山頂付近を見たら麓に降りて、渓谷をゆっくり歩く計画でした。

ただ、こんな感じの山道が本当に気持ちいいので、ついドンドン歩いてしまいました。
で、ちょっとしたハプニングが起きます。

このようなカーブが続くのですが、僕は右側の木漏れ日が差す林に気を取られがちでした。

「苔むした切り株、いいな~。」などと夢中になっていると、ちょっと足元に違和感が・・・。
なんとなくですが、周囲に走る緊張感も感じました。
「・・・?」
ふと左足のほうを見ると、小石がポロポロっと崖下に崩れていくところでした。
まっすぐの道だと思っていたら、右に曲がるカーブになっていたのです。
もう少し重心が左にあったら確実に転落・・・。右側に被写体を見つけていたのが幸い(?)でした。
カミさんは両手で口を押さえて絶句、後ろを歩いていた親子連れも顔面蒼白。
ホントに危険な時には声って出ないもんなんですね(^^;
当の本人は意外にも冷静というか、客観視できてないので「???」という感じでした。(あとになって恐怖が湧いてきた)
死ぬ時ってのは、案外自分では状況が分からないままなのかもしれませんね。
以降はめっちゃ慎重に歩くようになりました。今後の良い教訓になったと思います。

そんな生の喜びも感じつつ「綾広の滝」に到着。ちょっと水量が少なかったのかな、この日は。
山の神様に感謝。

明日は、清流沿いに広がる、「ロックガーデン」と呼ばれる苔むした岩の道を歩きます。